令和6、7年度の日本鋳造工学会関西支部の支部長を拝命致しました、安田秀幸(京都大学工学研究科材料工学専攻)です。歴史ある関西支部の運営に携わるにあたり力不足の点も多々あるかと思いますが、精一杯努力してまいりますので、支部会員の皆様のご協力とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
まずは、前支部長の金本範彦様に深い感謝の意を表したいと思います。COVID-19の感染拡大に伴い、これまでに経験したことがない制約の中でも、オンラインでの会議や研究会などを迅速に立ち上げていただき、コロナ禍でも関西支部の活動を発展させてくださいました。
関西支部の大切な役割の一つは、関西を中心に人的な交流も含めた鋳造技術に関する科学・技術の交流や産学連携にあると考えています。関西支部では、先輩方のご指導のもと、活発な学術講演会、研究会、技術講習会、広報誌などの活動を通じてこの役割を果たしてきました。一方、会員の所属する産業界、研究機関、大学などを取り巻く環境は常に変化しており、会員のニーズに合うように改善や改革にも常に取り組む姿勢が必要です。会員の皆様の貴重なご意見・ご提案を大切にし、支部の発展を目指したいと思います。引き続き、ご支援とご協力をお願い申し上げます。また、忌憚のないご意見やご提案もいただければと存じます。